わたし40代後半の独身男性がパパまるハウスさんで家を建てることにして3か月後から始まった建設工事。着工から1か月後の12月25日,早くも上棟日を迎えることになりました。
今日はその様子を詳しくお知らせしたいと思います。
上棟日-分からないことだらけ
家を建てること自体初めてですので,当然,上棟日に施主であるわたしが何を準備し,何をすればよいか,全く分かりませんでした。
それで,あらかじめ下記のことをパパまるハウスの営業さんにお聞きしていました。
- 何時に現場に行けばよいのか。
- 服装はどのようなものがよいのか。
- お弁当はわたしも大工さんたちと一緒に食べた方がよいのか。
- 棟梁に御祝儀を渡す場合,いつどのように渡せばよいのか。
- 他の大工さんや営業さん,現場監督にも御祝儀を渡すのが礼儀なのか。
- 携わってくださった方への手土産はいつ渡せばよいのか。
もちろん,上記の件に関してはネットで色々調べはしましたが,いろんな意見があるようです。そのハウスメーカーによってもやり方が違うようですし,また施主によっても考え方がいろいろ。
パパまるハウスさんで家を建てる場合の一般的なことが知りたかったので,上記のような質問をいたしました。
パパまるハウスの営業さんが教えてくれた上棟日の施主の仕事
パパまるハウスの営業さんからの答えは
- 10時に休憩があるので,その休憩に間に合うよう500mlのペットボトルのお茶を持って,現場に来ていただければよい。もちろん,朝一からずーと見に来ていてもよい。
- 普段の格好で大丈夫。
- 施主も一緒に昼食をとるとなると,職人さんは気を使ってしまうので,一緒に食べなくてよい。
- 現場でわたし[営業さん]に声を掛けてくれれば渡せるようにさせていただく。
- 当日の昼食でお弁当を出していただくので,棟梁だけに御祝儀をお渡しすれば良い。あくまで施主様の気持ち。
- 通常は大工さんたちの作業が終わって帰る際に手土産を渡すが,そうなると終わりまでずっと現場にいていただくことになるので,お昼休みの際にお渡しする形でも大丈夫。
以上のような答えでした。
午前に現場に行く
「上棟式」をするわけではなかったのですが,もしかしたら職人さんの前で何か一言述べたりするのかな,突然何か述べるように言われたら何を話そうかな,とそんなことを考えつつ,当日の9:30頃,お茶とお茶菓子,コーヒーとお湯などを持参して現場へ。
パパまるハウスの営業さんは「自分は10時の休みには行けませんが,お昼には行けます」と言っていたのでいないのは分かっていたのですが,てっきり現場監督さんは来ているものと思っていました。
でも,少し離れたところから職人さんを見ていると,現場監督さんがいない様子。しかも,棟梁を含めて大工さんは6人と聞いていたのに,5人しかいないみたい。いろいろ変更になることがあるんだな,そう思いつつしばらく見学。
午前の現場の様子
現場には大きなクレーン車。柱やら屋根の板(らしきもの)やらを上に持ち上げていきます。この時の時刻は9:50。
10:00になると棟梁が出てきてくださったので,「今日はお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶し,お茶やコーヒーなどをお渡ししました。そして,他の大工さんたちも休憩に。
午前の休憩
わたしがこの現場で顔を知っているのは棟梁だけ。「施主は何か言うのか」「何かした方がいいのか」。よく分からず,大工さんたちにも声を掛けられず,わたしは離れたところから家を見つめる。「なんで現場監督さんもいないんだろう」。
20分くらいしたら作業再開。「大工さんたちに『変な施主さんだな』と思われたかも」。そんな不安を抱きつつ,その後も離れたところから見学。しばらくして,現場から5分くらいの自宅にいったん戻り,お弁当を予約した11:30まで待機。
上棟日のお弁当について
上棟日のお弁当はどんなものがいいのか,どのくらいの値段のものがいいのか,ネットで調べましたが,大体1,500~2,500円くらいのものが相場のよう。
最初はホットモットを考えましたが,「大工さんたちはホットモットのお弁当は食べ飽きていることもある」との情報を見たので,わたしが予約したのは市内の焼き肉屋がやっているお弁当。
- 「特選和牛弁当」1,980円
- お弁当のごはん大盛り:100円
- たまごスープ:580円
一人当たり2,660円。ちょっと奮発しました。
この焼き肉屋は最近昼の営業も始めたようで,同時にテイクアウトにも対応するようになりました。とはいっても,わたしは店内で食べたこともありませんでしたし,テイクアウトも初めて。評判が良いようだったので大丈夫だろうと思ってそこに決めました。
大忙しのお弁当屋
11:30が予約時間だったので,11:25にお店へ。たまたまだったのか,非常に忙しそう。というか,前のお客さんが大量のテイクアウトを頼んでいたよう。だいぶ待たされて,そのお客さんが支払ったのは7万円以上でした。
わたしが待つことさらに10分。時間はすでに11:55分。「11:30に予約していたのに。これだと12時に間に合わない」。そう思い,営業さんにすぐに電話。「12時を少し超えてしまうかもしれません」。
支払いを済ませて現場に急ぎ,お弁当を持参できたのは12:05くらい。12時のお昼時間を少し超えてしまいました。
お昼を過ぎてお弁当持参
「遅くなってすみません」。すると,営業さんと現場監督さんから「本日は上棟,おめでとうございます」の言葉。「あっ,ありがとうございます」と言いつつ,『そうなんだ,上棟っておめでたいことなんだ』。改めてそう実感しました。
その後,お弁当を家の中の資材の上に。ちなみに,家の中はこんな状態。
大工さんたちと一緒に昼食
上の写真には映っていませんが,資材が台になっているところでお食事。当日はお弁当の用意の関係で人数をあらかじめお聞きしていました。棟梁と他の大工さん5名,クレーン職人さん1名,そして現場監督さんと営業さん。合計9名。でも,なぜか大工さんが一人少なかったようで,実際には合計8名でした。
お弁当が一つ余ってしまったので,急きょわたしも一緒に食事をすることに。もちろん,ソーシャルディスタンスは十分保って。でも,一緒にと言っても,大工さんによっては車の中にお弁当を持ち込んでお一人で食べる方も。
特にこの日は北風が少し吹いていて,こんなところでお弁当を食べるのは確かに寒い。お弁当の蓋もスープの蓋も飛んで行ってしまう。でも,よい経験でした。
肝心のお弁当ですが,肉は思ったより固かったかな。もう少し柔らかい肉だとよかった。やっぱり,大切な時のためのものは,あらかじめ実際に食していないといけませんね。
この家って広いの?
そんな時,営業さんから「かなり広い家ですよね」と言われました。「あー,そうですか」。正直,自分としては「結構狭いんだな」と感じていました。
もしかしたら,わたしの古い家,こちらも平屋なのですが,広さは36坪。古くはあっても広さは十分。そこに慣れているせいなのか,新しい家は少し狭く感じました。実際に家ができれば広く感じるのかもしれませんが。
さて,13時少し過ぎ,大工さんたちは作業再開。わたしは現場監督さんと少しの打ち合わせ。
契約時にお願いしていたシステムキッチンやお風呂の色がまだ変更できるとのことで,その変更のお願いと,コンセントなどの最終確認。現場監督さん,契約後にちょくちょく変更を入れてきてしまって済みません。
クレーン技師さんの技術はすごい
その後,再び見学していて思ったのですが,クレーン技師の技術はすごい。
こんなに長いクレーンをあやつって,資材を正確な場所に運んでいく。「慣れない人がやると,ブラブラ揺れて足場に当たったりして大変なんだろうな」。まったく恐れ入ります。
上棟日夕方の様子
その後,次々に資材が運ばれては組み立てられていきます。午後の休憩が終わり,16時頃になると下記の通り。
朝一には柱が一本も建っていなかったとは思えません。でも,この時にはクレーン技師さんはもちろん,何人かの大工さんも帰ってしまっていました。
上棟日のために用意した手土産
みなさんに用意していた手土産は,お昼の時点で現場監督さんに声を掛けていたので,大工さんたちはお帰りの際に持ち帰ってくれたよう。
今回用意した手土産は下記の通り。まず,袋に入れた状態。この状態で持ち帰っていただきました。なお,棟梁への手土産には御祝儀として2万円を入れておきました。
その中身は,こんなもの。
つまり,
と
そう,エビスの黒ビール350mlを6缶,そして入浴剤とタオルのセット,そして感謝の手紙。建設の先輩方のブログをたくさん読んで決めたものです。
上棟日最後の様子
そして,わたしがこの日現場にいたのは16:40くらいまで。その時の状態は下記の感じ。
屋根の板まですべて取り付けられています。「さすが,みんな慣れている職人さんだな」。感心と感謝。
この日,棟梁とあと一人の大工さんはこの後も作業を続けてくれたようです。ありがとうございます。
上棟日にかかった費用
ちなみに,この上棟日のためにかかった費用は下記のとおりです。
- お弁当代:2,660円×9人分=23,940円
- 棟梁への御祝儀:20,000円
- 手土産のビール:1,334円×9人分=12,006円
- 手土産の入浴剤とタオルのセット(12セット入り):3,180円
- 祝のし紙(100枚セット):462円
- 手提げ紙袋(10枚セット):880円
- 御祝儀袋(10枚セット):575円
- 500mlペットボトル:76円×20本=1,520円
- リポビタンD(10本入り):975円
- お茶菓子:2,000円
以上,合計65,538円。
もし,すべての大工さん,営業さん,現場監督さんたちにも御祝儀をお渡ししていたら,きっと10万円は超えていたと思います。
「きちんとした上棟式をするわけではないので,あまりかからないだろう」と思っていましたが,自分としてはかなり費用が掛かったな,といった感じです。でも,滞りなく上棟の日を終えることができて,一安心でした。
これからは基本的に棟梁がお一人で家を建ててくれていきます。その様子もご紹介していきますので,楽しみにしてください。