パパまるハウスの間取り変更ーできること,できないこと

規格住宅のパパまるハウスさん。特に桧家グループになってから売り上げを伸ばしていると聞きます。

今日はそんなパパまるハウスさんで,間取り変更はどの程度可能か,わたし自身の建設の場合のことをご紹介させていただこうと思います。

パパまるハウスさんで建設をお願いするのに適するのはどんな人?

家を建てる時の理想やこだわり,それは人それぞれかと思います。細部までこだわった,おしゃれで住み心地の良い家を目指す方がいる一方,あまり間取りにこだわりはなく,できるだけ費用を押さえながら「ある程度の装備を備えた家」を目指す方もいらっしゃいます。

パパまるハウスさんでお願いする場合,多くの方は後者に属するかと思います。といいますか,自由度の高いこだわりの注文住宅を望む方は,パパまるハウスさんを候補に入れてはいけないと思います。

これはパパまるハウスさんがよくないということではなく,家を提供する対象が異なるということです。

わたしにとってはパパまるハウスさんが最適でした

わたしはというと,間取りに強いこだわりはありません。これまで築50年の家に住んできましたので,その家と比べたらどんな家でも「素晴らしい家」と思えるに違いありません

そんなわたしですので,パパまるハウスさんが提供してくださる家は,間違いなく「素晴らしい家」

しかも,パパまるハウスさんでは非常に多くの間取りが用意されていますので,そこから好きなものを選んで建てていただく形。それほど強いこだわりがない方であれば,気に入った間取りが見つかると思います

さて,わたしは家を建てる際,平屋である必要がありましたが,パパまるハウスさんと契約した際,カタログには13種類の平屋の間取りが用意されていました。わたしはその中から「軽井沢の家 平屋30坪 ラグジュアリー」を選びました。

パパまるハウスさんの平屋には「軽井沢の家」シリーズとそうでないものがありますが,その違いの一つは「屋根裏部屋をオプションで付けられるかどうか」のようです。わたしは屋根裏部屋を付けていただくことにしました。

わたしのお願いしたその間取りですが,こんな間取りです。(クリックすると拡大します)

屋根裏部屋の間取りが載っていなくて申し訳ありません。屋根裏部屋は細長い14.2帖の間取りです。

パパまるハウスさんでお願い出来た間取り変更

さて,この間取りは「軽井沢の家 平屋30坪 ラグジュアリー」の標準の間取りと異なっています。ここからがこの記事の本題ですが,パパまるハウスさんではどの程度の間取り変更が可能なのか

わたしがお願いして採用できた間取り変更をご紹介します。まず,「6帖」と「6帖」の隣り合った部屋の壁を取り除いて,「12帖」の部屋に変更していただきました。上の間取り図でいうと,左上の部屋です。

また,それに伴ってということになりますが,部屋のドアの位置を変更しクローゼットの位置をずらしていただきました。ただし,これは「ずらす」形だったから可能だったと思います。もしクローゼットを全く別の位置に移動させたい,というような変更は無理な可能性が高いと思います。

パパまるハウスさんでお願い出来たクローゼット内の変更

そして,これは間取り変更に当たらないかもしれませんが,クローゼット内の枕棚とハンガーパイプに関する変更です。基本的にパパまるハウスさんでは,クローゼット内には枕棚とハンガーパイプ1つが付くかと思います。

わたしの間取りには3つのクローゼットがありますが,1つ目は「枕棚のみ(ハンガーパイプ無し)」,2つ目は「枕棚とハンガーパイプ共に無し」,3つ目は「枕棚は無しでハンガーパイプ2本」というように,すべて標準から変更していただきました。

「枕棚は無しでハンガーパイプ2本」の実際の写真は

こんな感じです。

こうしたクローゼット内の変更に関しては料金はかかりません。何かを「新たに付ける」形ではなかったからです。つまり,3つのクローゼットがあるということは,枕棚とハンガーパイプがそれぞれ3つずつ標準で付く形ですが,その範囲内であれば変更可能ということなのかと思います。

さて,さらにお願いした変更です。これも間取りということではないかと思いますが,玄関ドアの向きを変更していただきました。つまり,玄関の外から家に向かって,左側取っ手だったドアを右側取っ手に変更していただきました。これも変更料はかかりませんでした。

パパまるハウスさんでの間取り変更料

以上,お願い出来た変更をご紹介いたしました。パパまるハウスさんでは,間取り変更にかかる費用は一律10万円といわれているようです。1カ所変更でも2カ所を変更していただく場合でも,変更料は共に10万円。

これは様々な書き込みで書かれているだけで,もしかしたら例外や支店によって異なるということもあるかもしれません。わたしの場合は,

の「No.5」で書かれている「設計変更基本料」の通り,変更全部で「100,000円」でした。(クリックすると拡大します)

その他の変更可能カ所

ちなみに,わたしはお願いしませんでしたが,間取りを左右反転にさせることは可能です。営業さんに確認しましたが,これは確実に可能のようです。営業さんによると,反転させるだけなら無料とのこと。

さらに,わたしの間取りでいえば,8.5帖の下側の窓をLDKの右横の窓と交換するようなことも可能だったようです。上の間取り図で8.5帖の下側の窓のところをご覧いただくと,「14720」と書かれていると思います。これは「幅147cm,高さ200cmの窓」ということを意味しています。つまり,縦長の大きな窓です。

一方,LDKの右側の窓には「14711」と書かれていますから,「幅147cm,高さ110cmの窓」ということです。それらを交換することは無料でできたようです。

わたしがお願いした家の外観パースをご紹介すると,

こんな感じですが,玄関左右の縦長の2つの窓を,右側の2つの腰上の窓と交換することも可能だったということです。

わたしの建設地の場合,右側の窓の方に広い庭がある形になりますので,庭への出入りにそうしてもよかったかな,と思ったりもしました。後の祭りですが。

パパまるハウスさんで断られた間取り変更

では反対に,どんな間取り変更は無理なのか。わたしはそれほど無理なお願いはしなかったからかもしれませんが,断られた間取り変更は一つだけでした。それは,8.5帖の下側の窓の位置を右側に50cmずらしてほしい,という変更

何でも,この変更は構造上のことが関係しているらしくて,営業さんが確認してくださったのですが,設計部から「無理」との返事が来たようです。

こうしてみてくると,わたしがお願いした変更だけですべて分かるわけではありませんが,パパまるハウスさんではもともとの間取りから少しの変更であればお願いできる,といった感じでしょうか。

これからパパまるハウスさんでお願いされる方は,ダメもとでいろいろと,でもほどほどに変更を願いしてみるといいかもしれません。